http://ogurock.blog.fc2.com/blog-entry-207.html東京電力テレビ会議 発言内容まとめ ・ 全録画映像

「東京電力」は5日、福島第一原発事故の収束に奔走する現場と本店などのやり取りを録画した社内テレビ会議映像のうち約6時間分を、ホームページで新たに公開した。事故直後の緊迫した現場の様子や混乱ぶりが、生々しい映像と音声で明らかになりました。
耳を疑う信じられない発言が次々と・・・
電気料金を上げられて沸点に達していた怒りが、ついにこぼれ落ちました…


東京電力テレビ会議 発言内容まとめ5日に新たに公開されたのは、5時間48分のテレビ会議の映像。東京電力は8月6日に1時間半の映像をメディアに公開したが、メディアからの強い要請を受け、2か月たって追加の映像を公開した。
事故直後、原子炉は冷却機能をほぼ失いかけたため、電源を確保する必死の方法が模索されていた。
【去年3月13日午前7時頃】
福島第一原発「マイカーのバッテリーを貸していただける方は、復旧班の方に集まっていただけますか。とりあえず10台必要です」
福島第一原発「資材班です。すみません、これからバッテリー等を買い出しに行きます。現金が不足しています。現金をこちらに持ち出している方、ぜひお貸しいただきたいと思います」
高度な科学技術の象徴だった原子力施設だが、事故を食い止めるため、原始的な方法が議論されていた。【去年3月13日午前8時半頃】
福島オフサイトセンター「氷をぶちこむ」
本店「氷とかドライアイスとか、何でもぶちこんじゃう」
福島第一原発・吉田所長(当時)「3号機は線量が高く、オペフロ(作業フロア)に氷を持ちこむような余裕がない」
本店・小森常務「本店資材班、すぐに(福島第一)発電所に運ぶのか別にして、氷を調達する必要があるかもしれない」
しかし、原子炉を冷やすために氷を使うという案は、大混乱の中でいつのまにか立ち消えとなっている。全ての判断を任されていた吉田所長は、極限の状況に追いこまれていく。【去年3月14日午前11時頃】
吉田所長「このドタバタの中に物資が来ない、運ぶ手段がない、そういう中でギリギリみんなやっているんだから、そんなきれい事を言ったって、できないものはできないんだよ」
去年3月14日夕方、2号機は注水が止まり、原子炉内の水位が低下していた。この状態が続くと燃料が露出して溶け出し、格納容器が損傷、中に充満している高濃度の放射性物質が大量にまき散らされるおそれがあった。
【去年3月14日】
福島第一原発「2号機の状況ですけれど、18時22分くらいに燃料がむき出しになっているのではないか。そうすると、約2時間で完全に燃料が溶融すると。さらに2時間で、RPV(=圧力容器)を損傷させる。非常に危機的な状況であると思います。以上です」
最悪の事態を避けるために行おうとしたのが、「ドライウェルベント」だった。格納容器についた弁を開け、放射性物質を直接大気中に放出して圧力を逃がす方法だ。
福島第一原発「早急にドライウェルの小弁を開けなきゃいけないと思っています。許可をいただけますでしょうか」
本店・高橋フェロー「どうぞやってくれ。やらないと壊れちゃうもん」
本店・早瀬顧問「ドライウェルベントできるんならさあ、おい、吉田!」
吉田所長「はい」
早瀬顧問「ドライウェルベントできるんだったら、すぐやれ。早く」
吉田所長「はい」
早瀬顧問「余計なことを考えるな。こっちで全部責任を取るから」
ベントを決断したが、作業は思うように進まない。追いこまれた本店の幹部から、次々と現場に指示が乱れ飛ぶ。
本店・峰松氏「吉田所長、吉田所長」
吉田所長「はい」
峰松氏「峰松ですけど、(小弁だけでも)開けてくれよ」
吉田所長「はいはい。指示していますから」
高橋フェロー「小弁を開いても、もう一弁あるからさあ、そっちは開いているのかい」
吉田所長「色々聞かないでください。ドライウェルベントを今、開ける操作をしていますので、ディスターブ(邪魔)しないでください」
公開された映像からは、事故の拡大を食い止めようと奔走する現場と、適切な指示が出せないまま右往左往する本店の実態が浮かび上がりました・・・テレビ会議の録画映像(事故発災~平成23年3月15日までの約150時間分)はこちらから見てね↓
http://photo.tepco.co.jp/date/2012/201210-j/121005-01j.html録画内容ををまとめPDF↓
http://photo.tepco.co.jp/library/20121005_01/20121005tvlist02.pdf
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